9月が始まりましたね。 先ほどまで仕事のスケジュールを睨んでいたのですが、9月のタスク量を見て静かにPCを閉じそうになりました、ハルです。
さて、今日はちょっと生々しい「お金」の話を。 若い頃は「ま、なんとかなるっしょ!」と根拠なき自信に満ち溢れていた私も、この年齢になると「惨めな老後は、絶対に回避せねば…!」と、ある程度マジメにお金のことを考えるわけです。(十分遅いというツッコミは、甘んじて受け入れます)
「お金だけでは幸せになれない」は真実。 でも、「お金の不安があると幸せにはなれない」も、また真理。
ようやくお金の不安からは脱却できた今だから話せる、私の華麗なる(?)散財の歴史を、ここに告白しようと思います。
<20代> 口癖は「自己投資」。宵越しの金は持たない主義
この頃の私の銀行口座は、目的地ではなく、ただの乗り換え駅でした(笑)。 貯金なんて概念は、私の辞書には存在しません。お給料は、月末には綺麗サッパリ消えていましたね。
でも、ただ遊んでいただけじゃないんです! 仕事と並行して、未来の自分のためにせっせと課金していました。
- パソコン教室
- WEBデザインスクール(当時流行りのHTML!)
- プログラミングスクール(Java&PHP)
どれも半年コースで50万円以上した記憶が…。 若さと勢いって、すごいですね。あの頃の自分、よく頑張った!
<30代> 気分はドラマの主人公。「値札は見ない」がマイルール
手取りが30万円を超えたあたりから、私の中に眠っていた物欲モンスターが目を覚ましました。ターゲットは、ファッション。
月に一度、新宿のデパートか渋谷の路面店に降り立ち、気になる服を3〜4着、値札を見ずにカウンターへ。 「いちいち値札を見るのは、イケてない」という謎のプライドと、「まあ、この店なら大体このくらいでしょ」という雑な計算で、大人買いを楽しんでいました。気分はもう、ドラマの主人公です。
そして、もう一つの沼が、化粧品。 デパート1階の、 あのキラキラしたカウンターに座ったが最後、巧みな話術と魔法のような施術、山のような試供品に心を奪われ、「じゃあ、これいただきます…」と必ず数点お持ち帰り。これもコンスタントに行くと結構な金額かかります。
<40代> モノより体験。価値観のビッグバンが起こる
人間、成熟するとモノより体験にお金をかけたくなる、とはよく言ったものです。(※個人の感想です) その最たるものが、旅行!できれば海外!
30代までは見向きもしなかったのに、40代で旅の魅力に開眼。 長年の夢だった中近東ヨルダンの旅では、GW10日間で100万円を投下! 他にもアジアを中心に、年に4回ペースで飛び回っていました。ケチケチ旅行はしない主義なので、貯金はほぼゼロ。でも、最高に楽しかった!
もう一つの体験は、食事。 雰囲気の良いお店で、美味しいものを少しずつ。これもまた、人生を豊かにしてくれました。
一方で、あれだけ私を虜にした服や化粧品への物欲は、ピタッと消え失せました。 お店で4万円の素敵なブラウスを手に取っても、ふとこう考えるようになったんです。
「待てよ。この4万円の服を着たとして、私という人間の中身は1ミリでも成長するのか?」
答えは、NO。 着飾ったところで、中身は変わらない。ならば、この身一つで世界を見て、感じて、成長することにお金を使おう。 素のままでも素敵な人は、ユニクロだって着こなせる。そういうことなんだ、と。 私の中で、価値観のビッグバンが起きた瞬間でした。
<そして現在> バランスこそ最強。守りと攻めの資産運用
とはいえ、現実も大事。 「身体が不自由でお金もない。そんな老後は絶対にイヤだー!」 と、40代でようやく気づき、資産形成を開始。20代、30代の頃と比べると、まだ少ないですが少しずつお金を投資に回せるようになりました。
でも、お金は使ってこそ価値があるもの。 「これだけあれば、まあ大丈夫だろう」という“心の安心保険”さえ確保できれば、あとは自分をさらに高めるために、これからもどんどん使っていこうと思っています。
まとめ
「20代の頃からちゃんと貯めていれば、今頃は…」 なんて妄想をすることもありますが(笑)、後悔は一切ありません。
あの頃に湯水のようにお金を使ったからこそ、今の価値観がある。 何より、どの時代の思い出も、最高に楽しかったから。
使わずに貯め込んだまま、人生を終えるなんて、ごめんですよ! これからも、賢く、そして大胆に。自分だけの価値を求めて、お金と付き合っていきたいと思います。
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