グルメは、旅や仕事に並ぶ、私の人生の彩りです。
…と、格好つけてみましたが、巷のグルメブロガー様のように「A5ランクの雌牛が…」「熟成と発酵のマリアージュが…」なんて高尚なウンチクは語れません。そんなことをしたら、お笑い種です(笑)。
そこで考え抜いた末、このブログでは「最高の店」ではなく「最適な店」、私だからこそ発信できる、ニッチで有益な情報をお届けしようと決めました。
- ガイドブックには載らないけど、地元民が推す渋い店
- 味は80点だけど、特定の用途では200点満点の使い勝手の良い店
- 「どこも満席!」という絶望の夜に、我々を救ってくれる最後の砦のような店
記念すべき第一弾は、「旅行帰りにサクッと寄れる、イイ感じのお店」です!
【ミッション】旅行帰りの「ちょうどいい店」を探せ!
海外旅行でも、国内旅行でも。 夕方前にターミナル駅に戻ってきた時、「このまま家に帰るのは、なんだか寂しい…」そう思ったこと、ありませんか?私は、毎回です(笑)。
楽しかった旅の余韻に浸りながら、最後にもう一杯だけ。 でも、このミッション、意外と難易度が高いのです。
- 要望①: 旅の思い出を汚さない、落ち着いた雰囲気が欲しい。
- 要望②: 機内食や駅弁で胃はそこそこ満たされている。少量で気の利いたアテがいい。
- 要望③: 予約なしでフラッと入れてほしい。
- 要望④: 東京駅や新宿駅など、ターミナル駅直結が望ましい。
- 要望⑤: スーツケースや土産袋があっても邪魔にならない、最低限のスペースは必要。
ね?ワガママでしょう?(笑) だからこそ、この条件をクリアするお店は、私の心の中で「特別保存フォルダ」に大切に保管されているのです。
では先日、一泊二日の温泉旅行の帰りに発掘した、新たな「特別保存フォルダ」行きのお店をご紹介します!
日本そば「本味楽(ほんみらく)」京王百貨店新宿店
どうです?この渋いセレクト。 「え、デパートのレストラン街?」と思ったそこのあなた。正解であり、不正解です。
その日は14時頃に新宿に到着。 旅館の朝食をしっかり食べ、電車でビールとおつまみを少々。小腹は空いているけど、がっつりはいらない。むしろ、旅館飯で酷使した胃を労わりたい…(口内炎もできそうだし)。
そんな絶妙なコンディションで、「まあ、外さないだろう」くらいの気持ちで飛び込んだのが、京王百貨店8階にある、こちらのお蕎麦屋さんでした。
ランチのピークを過ぎていたので、数人の待ちでスムーズに入店。 そして、この「期待してなさ」が、良い意味で裏切られることになるのです。

【グッときたポイント】
お蕎麦屋さんなのに、小料理屋レベルの前菜
これが最大の発見でした。「とりあえず」のメニューじゃない。春菊や三つ葉のおひたし(各550円)、アスパラの天ぷら(350円)など、胃に優しくて酒が進むアテが豊富!しかも、量がちょうどいい!こういうのでいいんだよ、こういうので。
百貨店クオリティの落ち着き
客層が穏やか。ガヤガヤしておらず、旅の疲れを癒しながら、静かに思い出を語らうには最高の環境でした。
キンキンに冷えたビールと、謎のハイボール
ビールが美味しいのは言わずもがな。面白かったのが「フリージングハイボール」。文字通り凍る寸前のハイボールで、これが火照った身体に染み渡る…!
もちろん、お蕎麦もちゃんと美味しい
〆に頼んだお蕎麦も、もちろん美味。専門店の意地を感じました。
<「使える店」採点簿>
【今回のシチュエーション】:旅行帰りに、余韻に浸りながら一杯
【使いやすさ】 :★★★★★
(駅直結、ピークを避ければ少し待つ程度でOK)
【おひとり様度】:★★★★☆
(デパートあるある、一人様多いです)
【心の余裕度】 :★★★★★
(騒がしくなく、疲れた心に優しい)
【意外な満足度】:★★★★☆
(百貨店の蕎麦屋と侮るなかれ!)
まとめ
いかがでしたか?
最高のお店探しって、限度がなくて疲れちゃいますが、最適なお店探しって意外と楽しいなと私も再認識できました。
こんな感じで、誰も特におすすめしていないけれど地味に良い店、どんどん発信していきますよ!
お楽しみにしてください♪
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